投資

投資初心者におすすめのインデックス投資について

前提

前回の記事では投資をした方がいい理由について書きました。
今回の記事ではその中でも少し触れた、初心者の方にお勧めするインデックス投資について書いていこうと思います。

なんか一気に怪しくなりましたね。投資っていうとどうしても怪しくなってしまいますね。
でも安心してください。お勧めしているインデックス投資は他にも多くの方が紹介されている方法です。

ただ、注意として投資に絶対はありません。無責任に思われるかもしれませんが、僕は投資で利益が出ることを断言しているわけではありません。
あくまで投資は自己責任で、これは僕に限らず、誰かの意見を鵜呑みにして投資をするのは非常に危険ですのでやめてください。

投資は自己責任で、僕含め、誰かの意見を鵜呑みにするのは危険
必ず自分がどんな投資をしているか理解した上で投資してください

それでは本題に入っていきます。

と言いたいところですが、まずは投資に関する基本知識から見ていこうと思います。

投資の基本知識

投資を行うにあたって、最低限知っておいた方がいいことについて事前に説明します。

  • 投資で扱う金融商品の種類
  • 投資の方法
  • その他用語

投資で扱う金融商品の種類

まずは投資で扱う金融商品についてです。
金融商品というと難しい感じがしますが、ようは株などのことです。

ここであげる以外にもいくつもの商品がありますが、それらの商品を扱うのはあまりお勧めしないのでそちらは割愛します。

このブログで紹介するのは以下のものになります。

  • 債券
  • 投資信託
  • ETF
  • コモディティ
  • 暗号資産
  • FX

このブログでは現状コモディティと暗号資産、FXの取引はあまりお勧めしませんが、知識としては知っていおた方がいいと思うので説明します。

みなさんが投資と聞いて1番に思いつくのは株ではないでしょうか?


株というのは、会社が資金を集める際に発行するものです。株を買うということは、会社に出資するということであり、株を買うことでその会社の株主になることができます。
あまり日本では一般的に浸透していませんが、本来会社は株主のものなのです。社長のものではありません。なので基本的に会社は株主の意向に従って経営されます。この点も多くの方が勘違いされているのではないでしょうか?

ゴリ

会社は株主のもの!

ただ株主が会社の経営方針を決めると言っても、株主数が多いので、全員の意見を聞くわけにはいきません。そこで株主の代表(より多くの株を持っている人たちとなることが多い)が株主総会と呼ばれる集会で企業と経営方針について話します。
この株主総会というキーワードは聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

株を買うことによって株主となるだけでなく、2つの方法で利益を得ることができます。

  • 自分の持っている株価が上昇する
  • 株主に会社の利益が還元される
自分の持っている株価が上昇する

こちらはそのままなのですが、株価は世の中の需要と供給によって価格が変動します。自分が株を買った時の値段より株価が上昇すれば、自分の資産が増えます。ただ、逆に株価が下がってしまうと資産が減ってしまいます。

こちらで利益を出た場合の利益のことを「キャピタルゲイン」と言います。

株主に会社の利益が還元される

こちらについては、持っている会社の経営方針によっても変わります。
その理由は、利益を株主に還元する以外に、さらに会社を拡大させるために使う場合もあるからです。
株主優待というものを聞いたことがある方もしれません。実はこれは日本独自のものです。会社が利益を還元するのではなく、株主優待という形で株主に割引券などを提供するものです。
一般的には株主に利益を還元する場合、会社は株主に配当金を支払います。
資金を出資してくれているお礼に利益を還元します、ということですね。
もちろん日本でも配当金を株主に支払う会社はたくさんあります。

こちらで得た利益のことを「インカムゲイン」と言います。

ゴリ

株価の上昇による「キャピタルゲイン」と会社の利益を配当金として受け取る「インカムゲイン」で利益が得られる!

債券

債券は株に比べると少しマイナーかもしれません。
債券も株と同じように会社が資金を集める際に発行するのですが、こちらは株と違って借金をする形で資金を集めます
つまり、債券を保有している場合、その発行元が倒産などしない限り、債券の期限(これを償還期限と言います)がくればお金は返ってきます

発行元、と言ったのは、債券を発行するのが会社でだけではないためです。
国も債券を発行することができます。日本はかなりの国債を発行しています。
会社の発行する債券を社債、国の発行する債券を国債と言います。
国債はその償還の期限をつけて呼ばれます。
期限が5年のものは5年債、10年のものは10年債という感じです。

ちなみに、債券は発行元が潰れてしまっては価値がなくなってしまうので、発行元の信用が大事になってきます。信頼のできる発行元の債券を「投資適格債」、信頼のできない発行元の債券を「ジャンク債」あるいは「ハイイールド債」と呼びます

ゴリ

債券には会社の発行する社債、国の発行する国債などがある
信頼できるものを「投資適格債」
信頼できないものを「ジャンク債/ハイイールド債」という

債券で利益を得る方法も2つあります。

  • 債券価格の上昇によって資産を増やす
  • 債券の利回りで得られる利子受け取る
債券価格の上昇によって資産を増やす

債券は株とは少し違う、という話をしましたが、実は債券も株と同様に取引ができます。(株ほど取引しやすい環境はまだ整っていませんが)権利を売買するというイメージですね。
従って株のように、自分の手に入れた時の価格より上昇すれば利益を得ることができます。
また、同様に価格が下がれば損になります。こちらも株同様「キャピタルゲイン」と言います。

債券の利回りで得られる利子受け取る

債券は会社や国の借金、というお話をしました。
みなさんもお金を借りる際には利子を払いますよね?
債券も保有していると利子を受け取ることができます。
こちらは株とは少し異なるのですが「インカムゲイン」と言います。

ゴリ

債券価格の上昇による「キャピタルゲイン」
債券の利子を受け取る「インカムゲイン」で利益を得ることができる!

投資信託

こちらは証券会社などにお金を預け、株や債券など、様々なものを投資のプロに運用してもらう、というものです。
リベ大の両学長の言葉を借りると、「いろんな商品が合わさった詰め合わせパックのようなもの」です。
投資信託の特徴としては、取引できるのは1日1回で、値段もその時に決まります
株や債券のように、取引時間中ずっと変化するわけではありません。

投資信託の価格の上昇による「キャピタルゲイン」と、投資信託の中身の商品による「インカムゲイン」で利益が得られます。

ETF

こちらは、中身は投資信託とほぼ同じなのですが、
株や債券などのように取引時間内はいつでも取引でき、価格も変動します。

こちらも投資信託と同じようにETFの価格の上昇による「キャピタルゲイン」と、投資信託の中身の商品による「インカムゲイン」で利益が得られます

ゴリ

投資信託とETFの中身はほとんど同じ
異なるのは取引可能なタイミングと価格の決まり方
投資信託は1日1回、その時点で決められた価格で取引できる
ETFは取引時間内であればいつでも取引可能、価格もその間変動する

コモディティ

コモディティ、初耳の方も多いと思います。
コモディティとは、簡単に言ったら物のことです。
具体的には、金、銀、プラチナ、原油、天然ガス、小麦、米、肉、などです。

こちらは初心者の方にはあまり必要ないと思うので説明はこれくらいにさせていただきますが、総合的に経済の状況を見る場合は目を通しておいた方がいいものになります。

暗号資産

こちらは最近まで仮想通貨と呼ばれていた物で、呼び方が変わっただけになります。
有名どころでいうとビットコインです。
こちらに関しては、価格の上下が激しいため、取引自体はおすすめではないですが、
暗号資産の価格変動は株などの動きなどと似たような動きをするようになってきており、
暗号資産の相場は土日も空いているため、土日の間の株の動きを推測するのに参考になります
いずれゴリも挑戦してみようと考えています。

ゴリ

暗号資産(仮想通貨)は取引はおすすめではないが、
株などの取引ができない土日、休日の価格変動の参考になる

FX

ようやく金融商品の最後の項目になりました。
FXです。こちらは最近円安が進んでいる影響もあって耳にしたことがある方も多いかもしれません。
FXというのは、主に様々な通貨の相対的な価値の変動によって生じる利益を狙う物です。
たとえば、1ドル115円の時に今後、もっと円安になるだろう、つまりドルの価値が相対的に上がるだろうと考えた場合、1ドル115円で大量にドルを買っておき、1ドル130円になった時点でドルを売ります。そうすることで元々持っていた円の価値が上がり、資産を増やすことができます。詳細に話すと多少異なる点もあるのですが、概ねこのようなものと思っていただいて良いです。

ちなみにFXは、株など他の金融商品以上にどう変動するかが読めません
時には相対的に予想しやすい場合もありますが、この通貨の価値の変動、いわゆる為替の動きはそんな単純な物ではありません。
よくFX自動売買ツールというものが高額で販売されていますが、騙されてはいけません。
もし本当にそんなものがあるのなら、誰にも売らずに永遠と得ることができる利益を独り占めにするはずです。

以上のことからFXもおすすめはしません

ゴリ

FXは様々な通貨の価値の変動によって生じる利益を狙うもの
初心者にはおすすめしないよ

投資の方法

ようやく投資の方法に辿り着きましたね、ここまで読んでくださった方はありがとうございます。
たらたら書いてあったけどよくわかんなかったから飛ばしちゃったよという方、ここからでも読んでくださってくださりありがとうございます。ただ、割とこれ以前も重要なことを話しているのでもし気が向いたらぜひお読みになってくださると嬉しいです。

はい、すみません、話がそれました。
それでは投資の方法について書きます。

投資の方法と言っても本当に色々あるのですが、
この記事ではインデックス投資アクティブ投資というカテゴリー分けの話をさせていただこうと思います。

インデックス投資、アクティブ投資とは?

インデックス投資とは、いくつもの会社の株などの動きを総合的に表す指数に連動して動く金融商品を購入する方法です。
以前の記事でサラッとだけ触れましたね。こちらです。


インデックス投資で扱われる金融商品には、株、債権、コモディティなどの動きを反映した、投資信託、ETFなどがあります。

よく話に出てくるS&P500という指数について考えましょう。
こちらはアメリカの主要企業500社の株価の動きを総合的に表すものだと考えていただいて大丈夫です。つまりこちらはたくさんの会社の株の動きを反映したものになります。


1つの指数に対していくつもの投資信託やETFがあることもあるのですが、
例としてS&P500に連動するETFにはSPYという商品、
投資信託にはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)という商品があります。

この指数というものには、様々な債券の動きを反映したものもあり、こちらを指数とした投資信託や、ETFなども存在します。

これに対しアクティブ投資というのは、各会社の株や、各債券を個別で売買しようという投資方法です

インデックス投資:指数に連動する投資信託やETFに投資する方法
アクティブ投資:各会社の株や各債券に投資する方法

メリット・デメリットは?

初心者の方にはまずインデックス投資がおすすめなので、インデックス投資を中心に話を進めます。

インデックス投資のメリットは、様々な株や債券の動きを反映しているため、分散が効いていることです。分散が効いていると、S&P500で考えた場合、どこかの会社の株価が暴落していても他の会社の株価が上がっていれば、その暴落した会社の株しか持っていなかった場合と比べて価格の下落は少なくてすみます。
ちなみにこれがアクティブ投資のデメリットです。アクティブ投資で少数の会社の株しか持っていなかった場合、それらの会社の株価が下がると資産は大幅に減少してしまいます。

デメリットはメリットの逆で、指数には価格の下がったものの動きも反映されるので、仮にアクティブ投資で自分の保有していた会社の株が上昇し続けた場合に比べるとインデックス投資の成績は悪くなります。

これを読んで思ったはずです。
じゃあ今後伸びそうな成績の会社を自分で選んだらいいじゃないか?と。

これについては昔からある考えで、長らくこの考えからインデックス投資は馬鹿にされていました。
しかし、実際の結果を見ると、長期的な投資ではアクティブ投資よりもインデックス投資の方が成績がいいことが判明しています。
個別の株や債券の動きは、全く予想外れの動きをすることが多く、短期的にその動きの予想を当てられたとしても、長期的に予想を当て続けられる人はいないためです。

このことから、僕も、一般的にも初心者の方にはインデックス投資がおすすめされているのです。

ゴリ

長期的に個別の株価や債券の価格の動きを当て続けられる人はいないから
長期的に見るとインデックス投資がおすすめ!

その他用語

こちらについては、今後随時必要だなと思ったものをその時に追加していこうと思います。
Coming Soonです。すみません。

結論:初心者におすすめのインデックス投資とは?

前回の記事でも書きましたが、初心者におすすめの投資方法は、15年以上の長期で、広く分散された、米国株のインデックス投資を定額でコツコツ積み立てで行うことです。

これまでの基本知識についてを読んでくださった方は用語的には理解できると思います。
それではさらにおすすめの理由、おすすめする商品(指数)を深堀して結論とさせていただこうと思います。

なぜそのような買い方がおすすめなのか?

15年以上の長期の理由

15年以上の長期でインデックス投資を行った場合、過去のデータでは結果として資産がマイナスになることはなかったためです。こちらについては過去記事でもう少し詳しく触れています。
もちろんこれは過去のデータなので今後もそうなるとは限りませんが、そうなる可能性は高いと考えられます。

広く分散されたものである理由

こちらはインデックス投資のメリットでもある分散をより広い範囲で行うことで、分散のメリットをより活用するためです
インデックス投資の指数には、全世界の会社の指数もあれば、特定の業種の会社の指数もあります。
分散のメリットを活かすためにも、特定の業種に偏りを持たせることはあまり得策ではありません。

結果としておすすめする指数はS&P500や、アメリカの会社全部が含まれるCRSP USトータル・マーケット・インデックスといったものです。理由は後ほど説明します。

定額でコツコツと買い続ける理由


定額で買うと、価格が低い時には多くの商品を購入でき、価格が高い時には少ない商品を購入することになります。このように商品の価格が高い時にも低い時にも淡々と商品を買い続けていくことで、長い目で見るとその商品の平均価格で商品を購入したのと同じことになります

このように常に定額で商品を購入し、結果平均的な価格で商品を購入する方法を「ドル・コスト平均法」と呼びます。

ゴリ

一定期間ごとに定額で購入する、ドルコスト平均法がおすすめ

なぜアメリカなのか?

先ほど申し上げたように、おすすめの指数はS&P500や、アメリカの会社全体が含まれるCRSP USトータル・マーケット・インデックスといったものです。

先ほどはより広く分散しろといっていたのに、なぜ全世界ではなくアメリカに限定するのか。
その理由は、過去のデータで全世界の指数よりもアメリカの指数の方が結果が良かったからです
指数に連動した商品を買うので、指数の成績が一番重要なのです。

ただし、全世界のものを選んでもいいと思います
アメリカか、全世界か、ここは個人の考えによるところが大きいためです。

このブログでアメリカを推しているのは、これまでアメリカの成績が一番良かったから、という以外にも理由があります。
それは、世界の時価総額の約半分をアメリカの会社が占めているためです。
時価総額というのは、会社の規模を金額で表したものと思っていただいて大丈夫です。

しかし一方で、現在はグローバル化が進んでいるので、アメリカの指数に投資しても、全世界の指数に投資してもそこまで大きな違いはないのではないかという考え方も広まっています。

アメリカのAppleのiPhoneは全世界で使用されていますし、コーラも全世界で飲まれていますよね?
つまり、アメリカに投資しても全世界の影響は受けますし、全世界に投資してもその中身の多くはアメリカのものなのです。

一般的に多い考えとして、
アメリカに投資する人は、全世界に含まれる成績の悪い国に投資をするのは嫌なのでアメリカのみでいい、と考える人が多く、
全世界に投資する人は、基本的にアメリカの影響は含まれるし、アメリカ以外の成長国の利益も得たい、と考えています

なので、今後もアメリカ一強だ、と考える方はアメリカ、
アメリカ以外にもいい国があるのでは?と考える方は全世界を選ぶといいと思います。

ゴリ

今後もアメリカが最強!と考えるならアメリカ、
アメリカ以外にもいい国があるのでは?と考えるなら全世界。
過去のデータではアメリカの勝利!!

重ねてになりますが、このブログでは初心者の方向けで今後の予想は難しいと思うので、アメリカのもの、具体的にはS&P500CRSP USトータル・マーケット・インデックスを選ぶといいのではないかと思います。

おすすめの商品は?

先ほど指数でS&P500CRSP USトータル・マーケット・インデックスがいいと書きました。
ここではそれらの指数に連動した商品でオススメのものを紹介します。

基本的に商品を買うのはネット証券がいいです。
僕はSBI証券楽天証券を使用しています。他には有名なところで言うとマネックス証券という会社があります。
ネット証券をおオススメするのは、手数料が安いためです。
株などの価格の変化は今後予想できませんが、唯一決まっているものは手数料です。
(規約の改訂で変更になることはありますが)
なので手数料を安く済ませることは投資の鉄則です

いくつかの証券会社の中でも、オススメなのは現在はSBI証券です。
少し前までは楽天証券もオススメだったのですが、楽天は証券に限らずサービスの改悪が目立ちます。
なので現状はSBI証券がいいと思います。

ネット証券については別記事でもう少し細かく書いているので、是非そちらもご覧になってください。

SBI証券で取引できる、S&P500CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動する商品は、

S&P500にするなら、
SBI-SBI・V・S&P500インデックスファンド
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

CRSP US トータル・マーケット・インデックスにするなら、
SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド

です。

投資で人気ランキングのみを盲信するのは良くないですが、
この中で現在SBI証券で最も取引されているのは
SBI-SBI・V・S&P500インデックスファンドです。

ゴリ

最もおすすめは
SBI証券で取扱いのある、SBI-SBI・V・S&P500インデックスファンド

繰り返しになりますが、あくまで投資は自己責任でお願いいたします。

SBI-SBI・V・S&P500インデックスファンドを15年以上の長期で定額で積み立てよう

長くなりましたが、以上のことから

SBI-SBI・V・S&P500インデックスファンドを15年以上の長期で定額で積み立てよう

というのが初心者の方にオススメの投資方になります。

ゴリ

SBI-SBI・V・S&P500インデックスファンドを15年以上の長期で定額で積み立てよう

終わりに

投資は関係ない話になりますが、ブログ初挑戦でやっと5記事くらいか書き終えました。
ブログって難しいですね。
引き続き頑張っていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。