はじめに
みなさんこんにちは。ゴリです。
誰?こいつ?って方はぜひプロフィールをご覧いただければと思います。
簡単に自己紹介しますと、社会人3年目のアラサーサラリーマンです。
最近勉強して投資を始めたのですが、その過程がどなたかの参考になるかもしれない、という儚い希望を持ってブログを始めました。
前回の記事ではざっくりとなぜ僕が投資を始めることにしたかについて書きました。
今回は一般的な投資を行うべき理由についてさらに深掘りしようと思います。
このブログでは僕の主観が大きく含まれているので、これが絶対正しい、というつもりはありません。あくまで参考にしていただければ、と思っています。
それでは本題に入っていきます。
投資を始めるべき理由
僕が投資を始めるべき理由はいくつかあります。
現状考えているのは以下のようなことです。
- 貯金のメリットが昔に比べて少ない
- ある条件で投資を行った場合、過去の統計を見ると損をしない確率がとても高い
- 老後の生活の備えになる
- 資産の分散ができ、さまざまなリスクに対応できる
それでは個別に詳しく説明していきます。
貯金のメリットが昔に比べて少ない
こちらについては前回の記事でも書かせていただきました。
まだお読みでないかたはぜひお読みになっていただければと思います。
結論だけ言うと、昔は貯金をしているだけでお金が増えていたが、現在はお金が全然増えなくなってしまいました。そのため、全財産を貯金しておくのは勿体無いのです。
貯金のメリットが昔ほどない…昔と比べたら天と地の差…
ある条件で投資を行った場合、過去の統計を見ると損をしない確率がとても高い
こちらは前回の記事でサラッと触れましたが、今回はより詳細にデータを提示して説明しようと思います。まずはこちらのグラフをご覧ください。
ちなみに「元本割れ」とは、投資に費やした金額が、投資の結果減ってしまうことです。
こちらは1988年から2016年までアメリカ経済全体の動きを表す指数と呼ばれるものが15年間経つと、どれだけ運が悪くても+1.7%という結果になったというものです。
アメリカ経済全体の動きを表す指数というのがよくわからないかもしれませんが、こちらはまた別記事で紹介します。何か特別な方法でしか手に入れられないものではありませんし、怪しいものでもありません。投資の世界の中では一番有名なものだと思います。
とは言ってもよくわからないままでは良くないので簡単に説明します。
このデータで使用されている「アメリカ経済全体の動きを表す指数」というのは、「S&P500」というものです。「S&P500」というのはアメリカのほとんどの大企業全ての株価の動きを反映するものです。「S&P500」には、みなさんご存知の会社がたくさん含まれています。Apple、マイクロソフト、マクドナルドなどなど、みなさんが知っている企業はほとんど全て含まれていると言っても過言ではありません。
これらの含まれている会社の株価の上下を、総合的に反映したものが「S&P500」なのです。
こんなよくわからんゴリラの言うことなんか信じられない!という方はぜひ検索してみてください。とんでもない数の意見が出てきます。もちろん多少批判も出てくると思いますが、ほとんどは肯定的な意見のはずです。
実はこちらのデータと同じような実験が過去にも別の期間で行われいていて、その際も15年間長期で株を持ち続けると+の結果に、さらに期間を20年間に伸ばすとさらに+幅は大きくなっていたという結果が示されています。
もちろんこちらは過去のデータなので今後も同じようにいくとは限りません。
ただ、さまざまな期間で同じような結果が出たということは、今後も同じような結果になる可能性は高いと考えても良いのではないのでしょうか。
投資というと危険なイメージがあるけど、
負ける可能性の少ない投資の方法もある!
老後の生活の備えになる
こちらについてはどんな投資をするか、がもちろん重要になってきます。
ただ、1つ前の項目で触れたように、S&P500のような、さまざまな会社の株価の動きを総合的に表す指数に連動するものに長期で投資をする場合は、老後の備えとなる可能性が非常に高くなります。
S&P500のような、といいましたが、同じようなものとして、アメリカの会社すべての株価の動きを反映したものや、アメリカだけでなく全世界の会社すべての株価の動きを反映したものもあります。ただ、長期で見て現状1番パフォーマンスが良いのがS&P500なので、S&P500で考えています。(もちろん短期的にはもっとパフォーマンスがいいものもありますが、今回は15〜20年という長期間で考えるのでそちらには触れません。)
紹介したようなさまざまな会社の動きを総合的に表す指数に連動するものに投資を行うことをインデックス投資と言います。
S&P500でインデックス投資を行った場合、過去10年の平均リターンは7%です。
ただ、これは出来すぎた結果で、今後の平均リターンは5〜6%と考えられています。
僕が現在行なっている、おすすめの投資方法はこのインデックス投資を毎月定額だけ購入する積み立て投資なのですが、そちらについてはまた別記事で詳しく書いています。
おすすめはしませんがたとえば現在100万円でインデックス投資のS&P500を購入した場合、15年後には平均で約235万円になります。20年後には平均で約325万円になります。
僕が行なっている積み立て投資は毎月定額で投資を行うので結果は多少異なりますが、
継続すればするほど元金と、結果得られる金額も増えます。
もちろん上記のデータのように最悪1.7%程度になるかもしれませんが、それでも0.002%の銀行にただ預けておくだけより遥かにましです。
適切な投資を行えば老後の備えになる
資産の分散ができ、さまざまなリスクに対応できる
資産の分散については、さまざまな観点からメリットがあります。
各リスクと対応できる理由について触れていきます。
為替リスク
まずは為替リスクです。為替ってよくわからないですよね。僕も投資の勉強するまでわかりませんでした。
為替というのは、簡単に言うと、日本の円と他国の通貨の価値が相対的に変動するよという話です。
日本円に対して他国の通貨の価値が上がると、日本円の価値が減ってしまいます。
具体的な話をすると最近(2022年5月)、円安ってよくテレビでやっていますよね。1ドル129円だとか1ドル130円だ、とか。
これは日本円とアメリカのドルの価値が相対的に変動しているのです。
正直あんまり自分には関係ないなと思っている方も多いと思います。
ただこれ、結構大きな問題なのです。
1番身近なのは、たとえばiPhoneなどアメリカのものを日本で買う場合です。
1ヶ月前くらいまで、1ドル115円とかでした。
たとえば1000ドルのiPhoneを買うとすると、1ドル115円なら115,000円なのに対し、1ドル130円だと130,000円になってしまうのです。15,000円も違うのです。同じものなのに…
これに対し、たとえば何度も例に出しているS&P500に連動しているものに投資をしていると、こちらはアメリカのドルでの資産となるので、最近の日本円の価値の減少の影響を受けずに済むのです。
(実はこのS&P500に連動するものはドルで購入する以外にも円などで購入することができ、その場合は為替リスクに関する考え方がやや変わるのですが、投資をすることで為替リスクが軽減されるというのは変わらないため、今回詳しい説明は割愛します。)
他国の資産を持つことで、為替リスクを軽減できる
インフレリスク
続いてインフレリスクです。僕はインフレについても最近までよくわかっていませんでした。
インフレとは、インフレーションの略で、モノの値段が上がることです。モノの値段が上がるということは、相対的にお金の価値が減ります。
たとえば最近だとうまい棒が値上げしましたね。10円から12円に。悲しいです。
まあ悲しいのはいいとして、つまりうまい棒で考えると昔の10円と今の12円は同じ価値なので、1円の価値は今の方が少ないということになります。
ちなみに逆にモノの値段が下がることをデフレーション、略してデフレといいます。
デフレではモノの値段が下がるので、お金の価値が相対的に増えます。
日本は長らくデフレが続いたため、あまりこのインフレに対する危機感がありません。
ただ、最近では日本でもインフレが進んできていますし、外国は結構なインフレになっています。
このようなインフレが進むと、貯金をしているだけではお金はあまり増えないため、金額としてはわずかな利息分増えたとしても、価値としては減っている、なんてことになりかねないのです。
このインフレリスクに対応するためにも投資が有効です。
なぜなら、モノの値段が上がるということは会社の業績も上がるため、それに伴い株価も上昇するためです。
ただ、前述の通り日本ではあまりインフレが進んでいないので、このインフレ対策のためにもS&P500のような、海外の資産を持つ必要があります。
株価の上昇がインフレによるお金の価値の減少の対策に
まとめ
今回は投資を始めた方がいい理由について書きました。
まとめると
- 貯金のメリットが昔に比べて少ない
- ある条件で投資を行った場合、過去の統計を見ると損をしない確率がとても高い
- 老後の生活の備えになる
- 資産の分散ができ、さまざまなリスクに対応できる
です。
僕はこのブログではインデックス投資を積み立てで行うことをおすすめし、
興味がある方向けに日本の個別株や、アメリカの個別株の情報を発信しようと考えています。
実は投資には他にもいろいろ方法があるのですが、それらはリスクが大きすぎるためおすすめしませんし、僕もやっていません。(今後挑戦しようと考えた場合は記事でもご紹介します。)
それらの投資を行うことでまた別のリスクにも対応できるようになるのですが、それらのリスクより投資のリスクが大きくなってしまっては元も子もないので、今回は上記の理由を挙げました。
今回も触れましたが、次回の記事で実際に僕が行なっている投資方法について書きます。
今回もありがとうございました。
S&P500:アメリカのほとんどの大企業の株価の上下を総合的に表すもの
S&P500指数、などとも呼ばれる